平成23年11月6日

November 6, 2011

 

名寄市 北国博物館

北国博物館についてはかなりの期待を持って訪問したが、郷土の歴史を知る上では展示品の数がとても少なく概略の概要と言った展示内容であった。

外に展示されていた除雪用蒸気機関車も既にビニールシートで冬囲い済みで、残念。

 

 

 

 

北風磯吉

明治13年(8年?)に名寄と下川の境にあるキトウシヌプリ付近で生まれた名寄地方のアイヌの伝承者です。

16最で地理に明るいことから入植前の天塩川流域の測量に加わった後、明治31年にアイヌの給与地であっ

た内淵に移住し、農業に従事しました。

旭川第7師団に応召した日露戦争では伝令として活躍した功績が認められて金鵄勲章を受け、アイヌの勇者

としてたたえられました。除隊後も内淵で農業を続け、地区の学校建設敷地と建設費を寄付するなど人々の

信頼を集めました。この間、天塩川内陸部の最後のアイヌ文化の伝承者として、多くのアイヌ語や民族調査に

協力し「分類アイヌ語辞典」「アイヌ方言辞典」などの多くの書物の成立に貢献しました。

晩年は日進で炭焼きをした後、旭川の養老院に移り、昭和44年にその一生を終えました。その生涯は温厚

篤実、沈勇豪胆でまさに「アイヌネノ・アン・アイヌ」(より人間的である人間)として生き抜いた人物でした。没後

その生活・民俗資料は、晩年親交のあった郷土史家の神山元大切に保管し、多くの協力者のおかげで神山氏

の没後に遺族を通じて名寄市に寄贈されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元が生んだ名大関名寄岩の紹介も。

 

以下の二枚は名寄市北国博物館パンフレット

 

 

 

塩狩駅

名寄市北国博物館

 

 

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