平成24年4月30日
April 30, 2012
V
旭岳温泉 グランドホテル大雪
巷では連休の中日だと言うのに歓迎の団体客一行様はいないのでしょうか。
先週層雲峡温泉の帰路に見かけた水芭蕉はつぼみでしたが、山を下ってくるとかなり花開いていました。
忠別ダム。
忠別川発電所水天宮。
多くの恵みをもたらす一方、時にその牙をむき大きな災害をもたらした忠別川ですから神にも頼る気持ちになりますよね。
何度かの挑戦でも全貌を掴めなかった東川駅跡に立ち寄り。
石碑によれば東川から天人峡温泉へ幌馬橇が出ていたとあります。
東川町は明治二十八年開基以来長期に亘って徒歩車馬等によって経済文化の交流を専らににし
ていたが昭和二年一月八日より拓殖的使命を担い旭川電気軌道株式会社が軌条敷設し電車の定
期運行するに至った しかし昭和二十四年三月二十七日追分驛の同社車庫より出火電車一両を
残し悉く烏有に帰した一大災禍であった この再建に当たって存廃の両論誠に激しいものがあっ
たが時の常務豊島卯三郎氏の英断と地域住民の絶大なる理解と協力により電車運行で再スター
トしたのである この間約半世紀幾多の困難を克服し地域開発進展に輝かしい業績ととその使命
を果たしていたが昭和四十七年十二月三十一日チンチン電車の愛称も惜しまれつつ時代の変遷の
中で撤去となったのである 茲に十五周年を迎えるに当たり往時利用者に親しまれた西に向かって
旭川行き電車 東に向かっては天人峡行き幌馬橇の発着ゆかりの「東川 驛」跡地に今は郷土館に保
存されている往時の電車と併せて後世に伝えるための史跡としてこの地にこの碑を建立するもの
である
昭和六十二年七月九日 撰 聖なる流れ忠別を讃える会 松浦 環書